What's groov EPIC?
It’s not a PLC. It’s not a PAC. It’s not a PC.
40年以上の長きにわたって世界各地の各種産業設備のオートメーションに貢献する製品を供給し続ける企業 OPTO22社が IIoT(Industrial IoT, 産業向けIoT)システムに向けて、その経験とノウハウの全てを注いで開発した製品が groov EPIC です。
EPIC とは、Edge Programmable Industrial Controller(EPIC) からの命名です。
Edge
groov EPICは、IIoTシステムのOTサイド(現場側)のネットワーク内にあって、センサーやPLCなどデバイスのデータを収集・整形・最適化するといったエッジコンピューティング機能を提供するネットワークエッジとなります。
シンプルかつ軽量でIIoTシステムに適したプロトコルであるMQTTを搭載するとともに、EPICとOTサイドのデバイス間通信、EPICからIT側クラウド・オンプレミスサーバー上の各種サービスへのデータ伝送、各々に有効な複数のプロトコルをサポートしており各デバイス間のセキュアなデータ交換を実現する役割を果たします。
搭載されているHMIツール groov Viewを利用して、CPUユニットのタッチスクリーンおよび外部のPC・タブレットなどのWebブラウザへビジュアルな情報配信を簡単に行うことができます。
Programmable
groov EPIC では下記のツール類を利用してアプリケーションの開発を行うことができます。
- OPTO22社フローチャート型プログラム開発環境 PAC Control
- IEC-61131準拠PLCプログラム開発環境 CODESYS
- IIoTシステム構築に役立つパーツが"Node"という形の部品で多数公開されているオープンソースのプログラミング環境Node-RED
- C,C++,Java などプログラミング言語による搭載OS Linuxのカスタムアプリケーション
- ブラウザで簡単にHMI画面を作成できる groov VIEW
Industrial
プラントや工場内の高温となる現場、海岸・山間部といった環境条件変化の激しい屋外エリア等々IIoTシステムのエッジが設置される環境は様々ですが、groov EPICは過酷なロケーションでご利用いただける装置です。
- ステンレス製のシャーシ・ユニット類
- 産業用途に適したクアッドコアARM CPUの採用
- 電源断時保護機能付きファイルシステムとSSDディスク採用
- 動作温度範囲 -20℃ ~ +70℃
Controller
groov EPICは、IIoTシステムのネットワークエッジとして機能するのみならずOTサイドのコントローラーとしてもご利用いただけるよう以下のポイントを有しています。
- リアルタイムエクステンション適用のLinux OS
- 独立したGigabit Ethernet 2ポートを搭載しOTサイド・ITサイド各々安全にネットワークセグメントを構成可能
- キーボード・マウス・シリアル通信ポートなどの用途で利用可能な 2ポートのUSB
- セットアップやトラブルシュートに加えてアプリケーションのHMIとしても利用可能なタッチスクリーン
- 外部モニター接続用HDMIポート
- 実装I/Oモジュール 0,4,8,16個に対応するラックと電源ユニット(AC/DC)
I/O system
groov EPICには、コントローラーと同一のラックに実装されるモジュール型のI/Oとネットワーク接続可能で広範囲に分散する制御・監視に利用可能なリモート型のインテリジェントI/Oが提供されます。
- 多様な入出力信号に対応するI/Oモジュール groov I/O =>
- リモート型のインテリジェントI/O groov RIO =>